2008年1月6日日曜日

 先日子供たちに見せたタツノオトシゴの話を、昨日子供たちがパパにしていた。フランス語で、イポカンプhippocampe 語源はギリシャ語で湾曲した馬。
 次郎はパパの後にゆっくり繰り返すと言えるが、じゃあ一人で言ってごらんとなると、イカポンプ、何度繰り返してもイカポンプ。あまりに可愛いのと可笑しいので、夫婦で爆笑。次郎が傷ついて、いけない、と笑いをこらえるが、可笑し過ぎて堪えられず、また吹き出す。
 それが、今日は言えたじゃない!と思ったら、3回に一回くらいはイカポンプ。次郎をからかうのはこの位にして。
 実は数日前から「もうすぐクレープを食べる日だよねえ」としきりに繰り返す夫。片手にコイン、片手にフライパンでクレープを焼いて食べるのは、2月2日で、聖母マリアの清めの祝日の行事。フランス人の癖に勘違いをしている。
 今日はたまたまキリスト教徒の祝日、エピファニーEpiphanie 公現祭の1月6日が日曜日に当たった。夫のように、まず食に重点を置けば、ガレット・デ・ロワgalette des roisを食べる日。現代フランス人の大半も、たぶん夫と同意見。本来は1月6日であったが、礼拝に出向く便宜上、昨今は新年最初の日曜日となっている。
 このエピファニー、公現祭、主顕日、顕現日などの訳語の通り、クリスマスに誕生したキリストが、三人の王(東方の三博士)によって公にされた日。三人の王は星の導きにより、クリスマスから歩き続けて、1月6日にようやく、キリストのもとまで辿り着き礼拝を捧げた。
 だから、今日は、アーモンド粉と既製の丸いパイ生地2枚で、ガレット・デ・ロワを子供たちと一緒に作る。
 まず、アーモンド粉に卵、砂糖、軟らかくしたバターを混ぜて練り、餡を作る。それを上下二枚のパイ生地で挟んで、オーブンで焼いてできあがる、簡単なパイだ。
 重要なのは、この餡の中に、フェーブと言う、元は空豆、今は小さな陶器人形などを入れること。なぜなら、それが当たった人が王様になり冠を被るしきたりだからだ。このガレットは1月いっぱい限定でパン・ケーキ屋で売り、金の厚紙製の冠が必ず一つおまけについてくる。
 豆が中に入っていた人が王様になる、と説明すると、次郎が、まだ出来上がりも見ず、食べてもいないうちから、「次郎も王様になりたい」、と泣きべそをかく始末。そこで、三人の王様がキリストを発見したのだから、王様はやっぱり三人だよね、とフォロー。にっこり笑った次郎は、「じゃあパパも冠被る?」
 結局、昼食は、人参サラダの後、ハム、トマト、卵、チーズ入りのクレープを食べる。本来は、シードル、つまり林檎の発泡酒を飲みながら食べるのが正統派なのだが買い忘れた。
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 目の前の皿の上には、丸い生地を半分に折ったクレープ。「これがガレットなの。」これが、さっき自分たちが作ったものなのかと納得する次郎。
 確かに次郎が見た、焼く前のパイ生地は、丸くて、色も薄さもそっくり。
 次郎曰く「クレープって言うのは半分に折ったので、ガレットって言うのは二枚重ねるんだよねー!」三才半にして、よくぞ観察、分析して結論を出した!
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 そうじゃないんだけど次郎、ままよ、デザートが出てくれば解るよ。
 オーブンで焼いてあんなに膨らんだパイ生地が、さっき自分たちが作ったガレットだと認識できるだろうか?
 パパが、選りによって、わざわざエピファニーにクレープを食べたがったばかりに、次郎は混乱している。
 パパの頭からクレープが離れない訳を私は知っている。先週末、ブルターニュの首都レンヌに行ったからだ。ブルターニュの名物は、なんといってもクレープ。食べて見たかった銘菓クイナマンは見つけられなかったが、360度どこを見回してもクレープレストランの看板は目に入った。
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 そして、フェーブが当たったのは太郎。偶然と言うよりは、狙いが命中。なぜなら、ほら、と口から出して見せた豆は、半分煮えてしまい半分しか無かった。これに気づくとは、よほど確信を以って口の中に神経を集中させていたに違いないから。
 実は、みんなで表面に模様をつけて後はオーブンに入れるだけ、と思った矢先、フェーブの入れ忘れに気づいた私。急いで手持ちの豆を持って来て、子供たちの前で、上のパイ生地をぺラッと捲って餡の中に押し込んだのだ。良く見て覚えていたのだろう。夫が切り分けると、僕はコレ、コレとしつこく指定していたから。
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 写真の冠は去年作製。太郎は在チュニジア・フランス幼稚園でエピファニーのお祝いに、王様の冠を作って、ガレットを食べたらしい。太郎が家に持って帰って来た冠を見て、次郎の分も早速制作。はるばるチュニジアから後生大事に持って来た甲斐もあったというものだ。
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日本語の授業
暗誦
 春望 国破れて山河あり・・・ 新
 太郎は一人で暗誦、達成。ビデオ撮影。
 冬はつとめて・・・新
自作十二支すごろく
 昔一緒に遊んだのと、最近のお正月のすごろくで慣れたのだろう。以前造った十二支の台紙に、十二支お手玉を並べ、ブロックを持ってきて駒にして、二人でルールーを考えて遊んでいた。
 「ここに止まったらウサギの鳴き声をする、ピョンピョンとか」・・・?!
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百人一首
 次郎用の二首
 これやこの
 天つ風
 上記二首に加えて以下の十八首
 秋の田の
 君がため
 いにしへの
 忘れじの
 このたびは
 田子の浦に
 み吉野の
 あらしふく
 きりぎりす
 立ちわかれ
 天の原
 春すぎて
 奥山に
 世の中よ
 村雨の
 大江山
 あしびきの
 夏の夜は
 合計二十首を太郎対パパの真剣勝負
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 勝敗は引き分け。パパが太郎の札を一枚取ったが、お手つきも一枚したので。わがころもで・・・・・・つつ
 小学生からの百人一首 参考 http://www.asahi.com/be_eve/
漢字
 教育漢字の表でどのくらいわかるか、漢字チェックをしてみる。鉛筆を持たせて、知っている漢字を探して、見つけて、読んで、丸をつけてごらん。
 本日の結果は
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 一年生分 21字
 二年生分 3字
書き方
 平仮名なぞり書きワーク1ページ。太郎の鉛筆の持ち方矯正。まだまだ小指が出てしまう。
茶道
 を、昨日の約束通り。
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オマケ
 着物を着たついでに、歌舞伎の極めポーズ、「おっかさん」
Copie de DSCN1653

就寝前の読み聞かせ
 「窓ぎわのトットちゃん」 黒柳徹子 名前のこと
2008.01.06 Sun l 授業日記 l COM(2) TB(0) l top ▲

コメント

No title
ともちゃんコメントありがとう。がんばるよー。
ともちゃんも、もうすぐだね。
2008.01.07 Mon l garapy. URL l 編集
着物かわいい!!
フランスの行事も日本の行事もちゃんとフォローして、さすが!!
これからも写真アップしてくださいね~。
楽しみにしてます!
2008.01.07 Mon l ともこ. URL l 編集

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