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2008年2月18日 月曜日

太郎の手 太郎作DSCN2299.jpg



 ジャック・ブレルJacques BRELの歌を聞いていた。ローザ、ロジス、ロジス・・・
太郎「何て言ってるの?」
「お母さんもよく解らない。これ、フランス語じゃなくてラテン語なのよ」
太郎「ラテン語って何?」
「ラテン語ってねえ、昔の言葉。フランス語も英語も無かった頃、ローマ人がしゃべってた言葉。」
「ラテン語がもとになって、フランス語や英語ができたのよ。」
 短絡的だが、五歳に説明するには、まあこの程度。
太郎「じゃあラテン語から、フランス語を作ったの?」
「作ったと言うかねぇ・・・」
「大昔、フランスにはフランス語っていう言葉はなかったの。ラヴァルの人はラヴァル語、アヴィニョンの人はアヴィニョン語、ツールーズの人はツールーズ語(そういう語は本当は無いけど、便宜上)、みんな違う言葉をしゃべってたから、通じなかったの。」
「ローマ人は昔とっても強かったの。それでフランスまで攻めて来たの。」
太郎「攻めるって何?」
「攻めるって、武器を持って、言うことを聞け!って来ること。」
「だから、ローマ人がフランスに来て、ローマ人はラテン語をしゃべったの。それで、ラヴァルはラヴァル語とラテン語の混ざった言葉、アヴィニョンはアヴィニョン語と・・・以下同じ・・・をみんなが話すようになって・・・」
「でも、フランス人同士でやっぱり言葉が通じないから、大事なことはラテン語で書いたり話したりしますって決めたの。」

「その後で、フランスの、フランソワ一世っていう王様が、『フランス人なんだから、ラテン語じゃなくて、フランス語をしゃべらなくちゃ』と言って、大事なことは全部フランス語で書いたり話したりしなさいって決めたの。学校では先生はフランス語をしゃべって、みんなフランス語を習うとか、法律はフランス語で書くとか。」
太郎「法律って何?」
「こういうことをした人は、おまわりさんに捕まって、牢屋に入れられる、って決めて書いてあること。」
太郎「ふーん」
「それで、えらい先生たちが、これから、フランス語は、こういう風に書いたり話したりしなくてはいけない、という決まりを作ったの。」
太郎「王様は、フランス語を使いなさいって決めて、先生が、フランス語はこういうのですって決めたんでしょ。」
「そう、王様が、フランス人はフランス語を使いなさいって決めたんだけど、いろいろな都市で違う言葉をしゃべっていたから、何がフランス語か誰もわからなかったでしょ。だから、王様が、偉い学者を何人か選んで、はい、君と君と君で話し合って、フランス語の文法を決めなさいって言ったの。」
太郎「文法って何?」
「文法って、文を作るときの決まり。その通りにしないと、それは変な言葉になっちゃう。」
「法律はきまりだったでしょう。文法は、文のきまり。文法ってフランス語でgrammaireグラ(ン)メールって言うの。」


 ふうっー!
 太郎のおかげで、また、引越し以来開けていないダンボールを引っ掻き回して、フランス語の歴史の参考書を出したり、インターネットで調べたりする羽目に。あまりに、違っていたら、訂正しようと。
 結局、かなり、いい加減な説明だけど、五歳向けには、まんざら嘘というわけでもない、と自分を慰め、訂正事項なし。
 おかげさまで、少しは勉強させていただきます。


 お友達の誰が何歳で、誰が誰より大きいなどと話していたら、太郎、次郎に向かって、
「小さい子の方が幸せだよ。大きい子の方が先に死んじゃうから。」


 昨日、太郎と次郎と同じ、フランス人と日本人のお友達が来るという話しをしていたら、
太郎「ぼく、日本語もフランス語も、もうしゃべれるから、日本人と結婚しても、フランス人と結婚しても、同じことでしょ、何も変わらないでしょ。」
「じゃあ誰と結婚したいの?」
太郎「ぼく、人間や動物は嫌なの。死んじゃうから。神様になりたい。神様と結婚したい。」
「神様と結婚したら神様になれるの?」
「うん、神様が魔法をかけるから。」


太郎「ぼく、西って漢字かけるよ。」
「ああそう?漢字かるたでやってないのにね」
太郎「お母さん何か仕事ある?」
「ないけど?」
太郎「こっち見ないでね」
DSCN2285.jpg

「すごいじゃない!でも書き順は、わからないでしょう。どうやって書いたの?」
 世界地図の四方に、東西南北の漢字を張りつけてあるのを見て書いたのだ。
 驚いたことに、偶然か、やって見せてくれたのは正しい書き順だった。正月に書初めで、四を書いたのの応用か?クリスマスも正月も
 私は説明したことはないが、本人、なんとなく、感覚で書き順ルールがわかってきたのか。


日本語の授業

 昨日私が読んであげた十二支の話を、太郎が次郎に読んであげていた。随分上手に、つっかえずにすらすらと、内容にあった抑揚までよくつけていて読んでいて、驚いた。もちろん、昨日読んでもらったのが、頭に入っているからなのだが。
 太郎は暗誦や音読の声に張りもあり、滑舌もよく、気持ちをこめた表現力があるので、演劇とか歌とかやらせたいような気がする。


かっぱわくわく やすいえいこ 作
ねずみのよめいり

江戸いろはかるた 任天堂
太郎、10枚くらい読む

次郎「昔のバケツはあながあいていたんでしょう」DSCN2298.jpg


ビデオ
しまじろう 二本

就寝前の歌
赤とんぼ
2008.02.18 Mon l 授業日記 l COM(4) TB(0) l top ▲

コメント

ともちゃんコメントありがとう
そうなの。
幼稚園で友達同士でそういう話をするんだか、時々家で話題に出ます。
誰ちゃんと結婚したかったけど、他の子が好きなんだって、とか。
今時だからか、半分フランス人だからか、早熟というか、五・六歳の子どもの頭のどこからそういう言葉や考えがでてくるのか・・・?
2008.02.19 Tue l garapy. URL l 編集
結婚相手?!
そうか~、日本語もフランス語も両方喋れるから、日本人と結婚してもフランス人と結婚しても同じことか~。
「結婚」なんて言われると母としてはドキ!っとするんじゃないですか?(笑)
太郎くんも次郎くんも、どんな恋愛をしてどんな結婚をするんでしょうねーー。
2008.02.19 Tue l ともこ. URL l 編集
Hanaママさん、コメントありがとうございます
はじめまして。
使えそうなネタがあれば、子どもによっていろいろ好みが違うと思うので、お宅のお子様に合うようにアレンジして使ってみたください。
余裕があったら、お子様の反応など、コメントください。
なにはともあれ、これからも、よろしくお願いします。

2008.02.19 Tue l garapy. URL l 編集
No title
はじめまして。
わたしも日仏の子を持ち、上の子の日本語教育に
頭を悩ませてましたので、とても参考になります。
おもしろいブログですね。
これからもどうぞよろしくお願いします。
2008.02.19 Tue l Hanaママ. URL l 編集

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